「薬草取」の感想
薬草取
やくそうとり
初出:「二六新報」1903(明治36年)5月16~30日

泉鏡花

分量:約70
書き出し:一日光掩蔽《にっこうおんぺい》地上清涼《ちじょうしょうりょう》靉靆垂布《あいたいすいぶ》如可承攬《にょかしょうらん》其雨普等《ごうぶとう》四方倶下《しほうぐげ》流樹無量《りゅうじゅむりょう》率土充洽《そつどじゅうごう》山川険谷《さんせんけんこく》幽邃所生《ゆうすいしょじょう》卉木薬艸《きぼくやくそう》大小諸樹《だいしょうしょじゅ》「もし憚《はばかり》ながらお布施《ふせ》申しましょう。」背後《うしろ...
更新日: 2019/12/31
19双之川喜41さんの感想

 医大生は 薬草を採取すべく山に入り 途上 花売りの娘に出会う。 花籠に 花を摘み入れ 娘を手助けしたりする。 恰も 油絵で日本画を書くような 美しい描写であると感じた。

更新日: 2019/05/02
MidrinoKyleさんの感想

やっぱり薬草取が1番好きだなあ。 瑞々しく美しい草花と、過去と現在が入り混じる不思議な幻想風景。 ワクワクする冒険譚的な趣もある。

更新日: 2019/01/18
祿さんの感想

青空文庫で初めて読破し衝撃を受けて、この話が目当てで短編集まで買ったほど好きな作品 天国のように華やかで美しい美女ヶ原の描写がより一層、美女と主人公のただならぬ雰囲気を引き立てていて素敵です。