泉鏡花
医大生は 薬草を採取すべく山に入り 途上 花売りの娘に出会う。 花籠に 花を摘み入れ 娘を手助けしたりする。 恰も 油絵で日本画を書くような 美しい描写であると感じた。
やっぱり薬草取が1番好きだなあ。 瑞々しく美しい草花と、過去と現在が入り混じる不思議な幻想風景。 ワクワクする冒険譚的な趣もある。
青空文庫で初めて読破し衝撃を受けて、この話が目当てで短編集まで買ったほど好きな作品 天国のように華やかで美しい美女ヶ原の描写がより一層、美女と主人公のただならぬ雰囲気を引き立てていて素敵です。