「巨男の話」の感想
巨男の話
おおおとこのはなし

新美南吉

分量:約12
書き出し:巨男《おおおとこ》とお母さんの住んでいたところはここからたいへん遠くのある森の中でした。巨男《おおおとこ》のお母さんはおそろしい魔女《まじょ》でした。ほら鷲《わし》のような高い鼻や、蛇《へび》のような鋭《するど》い眼《め》を持ったあのおそろしい魔女《まじょ》でした。それはあるお月夜のことでしたよ。魔女《まじょ》と巨男《おおおとこ》がねむりについたころ、だれか家の外から戸をたたきました。巨男《おおお...
更新日: 2024/04/19
2bbf6802541aさんの感想

タイトルで油断しました すぐ読める長さなのに、こんなん泣きます

更新日: 2021/11/06
そ!さんの感想

なんとも虚しい後味の作品でした。 有名なごんぎつね然り、やはり新美南吉の作品は「人間」と「その他」にある大きな差、分かり合えない難しさについてのテーマが多いですね

更新日: 2020/12/21
19双之川喜41さんの感想

 白鳥から王妃に 戻ったので ハッピーエンドのように見えるけど 巨男は 命を落としているので 母親が魔女とはいえ 不条理な死に 甘んじることになる。 巨男の灯として星になったのは せめてもの慰めである。 味わい深いと 感じた。

更新日: 2018/06/20
しまさんの感想

王女の「私は、いつまでも白鳥でいて、・・・」の言葉がずっと胸に残る。 情景がありありと浮かんでくる、美しい文章。

更新日: 2018/02/23
isonoさんの感想

「あれは、巨男の灯だ。」 いつか自分のこどもが星を見るようになったら、おしえてあげたい、そんなお話。