「山姑の怪」の感想
山姑の怪
やまうばのかい

田中貢太郎

分量:約11
書き出し:甚九郎は店に坐っていた。この麹町の裏店に住む独身《ひとり》者は、近郷近在へ出て小間物の行商をやるのが本職で、疲労《くたび》れた時とか天気の悪い日とかでないと店の戸は開けなかった。それは春の夕方であった。別に客もないので甚九郎は煙管《きせる》をくわえたなりで、うとうととしていると何か重くるしい物音がした。店の上框《あがりかまち》へ腰をかけた壮《わか》い女の黒い髪と背が見えた。甚九郎は何も云わずに店|...
更新日: 2021/09/04
bc43847ac151さんの感想

最初どうなるかと思ったが、最後は恐ろしかった。

更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 ゆきずりの女を  女房にしてしまったので  嫌気がさしても  なかなか うまい具合に  追い出せない と いう 筋立ては  全く ないわけではなく 男の奮闘ぶりは ある意味感心させられる。 起伏に富んだ 作り というわけではないと思った。