この 文章が 掲載されてから 100年以上経過しているけど 著者の 人気は 依然として 続いている。芥川の 謙虚な お人柄が ひしひしと 伝わってくる。「読者の心の前に、朧(おぼろ)げなりとも浮かび上がる私の蜃気楼(しんきろう)」を、想像すると 記す。かかる 大作家の 作品に いつでも どこでも 触れることが できることは 大変 幸せな ことだと つくづく 想った。
先生! 百年経っても貴方の愛読者は大勢いますよ。教科書にも採用されているのでほぼ全ての国民が一度は先生の作品に目を通してますよ。
とても心に刺さる文章でした。 私は好きです。
芥川の作品は残り続けるか否か。それを決めるのは読者であり、時代の先頭を生きる者である。ただ、私は願う。残り続け、読まれ続けることを。
何気なく選び、何気なく読んだ本だったが、著者は数十年も先の誰かもわからない読者を想定し、その読者にたった一節でも心に響いたならば、と思い馳せている描写があり、まさに自分が指名されたかのような不思議な感覚を覚えた。
あと二年でこの掲載からようやく百年だけど今も尚あなたの読者はいて、その読者の心の前に朧げなりとも芥川さんの蜃気楼が浮かび上がりますよと伝えたくなった。