「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」の感想
ジーキル博士とハイド氏の怪事件
ジーキルはかせとハイドしのかいじけん

佐々木直次郎

分量:約185
書き出し:キャサリン・ディ・マットスに———————————————神が結んだ紲《きずな》は解かぬがよい。わたしたちはやはりあのヒースと風の子でありたい。ふるさと遠く離れていても、おお、あれもまたあなたとわたしのためだ。エニシダが、かの北国《きたぐに》に美しく咲き匂うのは。戸口の話弁護士のアッタスン氏は、いかつい顔をした男で、微笑なぞ決して浮かべたことがなかった。話をする時は冷ややかで、口数も少なく、話下手...
更新日: 2022/04/18
19双之川喜41さんの感想

 街角の描写に 空気感が漂う。 自分の心の闇を 制御(せいぎょ)できなくて もて余している向きが読めば 何らかの ヒントに遇えることが 在るかも知れない。 筋立てには 強引な処が 少しある ように感じてしまった。

更新日: 2016/02/10
aa3b14528c93さんの感想

テンポ良く三時間で読み切りました。HYDEが誰なのかはしっていましたが、後半はずっと見っいてしまい、読み手を楽しませてくれる作品でした。元は善良な人格ですが、二重人格になり、獰猛で残虐なHYDEになる様その心の起伏の変化の快感に溺れ、その薬を何度も使用し、悪の人格に呑み込まれ自分を失ってしまう苦悩と恐怖する場面は薬物ドラッグに手を出し、救いようのない所まできてしまった心境にも捉えました。