「夢占」の感想
夢占
ゆめうら

楠山正雄

分量:約5
書き出し:一むかし、摂津国《せっつのくに》の刀我野《とがの》という所《ところ》に、一|匹《ぴき》の牡鹿《おじか》が住《す》んでいました。この牡鹿《おじか》には二|匹《ひき》仲《なか》のいい牝鹿《めじか》があって、一|匹《ぴき》の牝鹿《めじか》は摂津国《せっつのくに》の夢野《ゆめの》に住《す》んでいました。もう一|匹《ぴき》の牝鹿《めじか》は、海《うみ》を一つへだてた淡路国《あわじのくに》の野島《のじま》に住...
更新日: 2020/07/24
金木犀の栞さんの感想

童話みたいなお話で面白いです。短く読みやすいのですらすら読める。二匹の牝鹿は、その後どうなったのかしら?

更新日: 2020/04/18
dc7ac445de87さんの感想

言の葉というものは存在するのだなと実感するお話で、割と好みのお話でした。初めて読む方でしたけど読みやすい文体で、難しい言葉もあまりありません。

更新日: 2016/07/03
芦屋のまーちゃんさんの感想

デタラメな夢占が当たってしまう話。 擬人化された鹿の二股雄の末路。 雌鹿の執念のようなものなのか? オスとしてはビビるネタだ。 夢とは違うが、思っていること、言葉に出したことが、現実に起こることがあると聞く。 NegativeThinkingではなく、Positive- であることがGoodとされる。 しかし、 昔、特にテスト期間の中学校が嫌で「破壊されろ!」と念じたこともあったが、何も起こらず日常は淡々と流れていったことを思い出す。僕の中での「奇跡」は起こらなかった。

更新日: 2015/12/29
e43b38cf6f19さんの感想

雄鹿は夢野の牝鹿に呪いをかけられた形になるんだろうか。言霊って大事だな。