「松のや露八」の感想
松のや露八
まつのやろはち
初出:「サンデー毎日」1934(昭和9)年6月3日~10月28日

吉川英治

分量:約360
書き出し:水引竹刀《みずひきしない》一「こんどの冬の陣には、誰が、初伝《しょでん》を取るか」「夏の陣には、俺《おれ》が日記方《にっきがた》(目録取り)に昇格《のぼ》ってみせる」などと門人たちは、その日を目あてに精錬していた。暮の十二月二十五日と、中元の七月十日とが入江《いりえ》道場の年二回の表彰日なので、修業の半期半期を、門人たちは、夏の陣、冬の陣、と呼びわけて免許取りの早さばかり競《きそ》っていた。道場は...
更新日: 2021/03/26
93acfa619850さんの感想

破滅的な露八に共感する部分もあれば、反発する部分もあり、読後感は複雑な心境です。 でも、最後まて飽きることなく興味深く読むことが出来ました。