「父」の感想
ちち

金子ふみ子

分量:約26
書き出し:私の記憶は私の四歳頃のことまでさかのぼることができる。その頃私は、私の生みの親たちと一緒に横浜の寿町に住んでいた。父が何をしていたのか、むろん私は知らなかった。あとできいたところによると、父はその頃、寿警察署の刑事かなんかを勤めていたようである。私の思出からは、この頃のほんの少しの間だけが私の天国であったように思う。なぜなら、私は父に非常に可愛がられたことを覚えているから……。私はいつも父につれら...
更新日: 2022/04/03
4b0e03c3248fさんの感想

学校に行かなくても文章を書けるようになるのですね。作者の生涯とともに映画化してほしい。

更新日: 2021/08/07
ded8fef4be92さんの感想

なんとまぁ救いのない でもこの時代、こういう人達けっこういたのかもなぁ

更新日: 2016/03/28
07さんの感想

お父さんがゲスすぎる。筆者がかわいそう。

更新日: 2016/03/22
ed17765af28dさんの感想

読み進む程にツラい。

更新日: 2015/09/19
a5ac6a3c331fさんの感想

貧困、虐げられた女性、男の横暴や無労働、無籍、子供への虐待 (精神的、無教育など) 。 様々な問題山積みの家庭で育った 作者の子供時代の心情が、痛々しい。もっと違うことばで 表したいが おもいつかないので。 当時、同じような、さらに残酷な家(家庭とはいえない)が やまほどあったのだろうな。 若くして 獄死してしまう作者は 書き記すということが 自分の存在を確認できる 幸せな時間だったのだろうか。