「大菩薩峠」の感想
大菩薩峠
だいぼさつとうげ

07 東海道の巻

07 とうかいどうのまき初出:第七巻「東海道の巻」「都新聞」1918(大正7)年 1月1日~3月6日

中里介山

分量:約138
書き出し:一これらの連中がみんな東を指して去ってから後、十日ほどして、一人の虚無僧《こむそう》が大湊《おおみなと》を朝の早立ちにして、やがて東を指して歩いて行きます。これは机竜之助でありました。竜之助の父|弾正《だんじょう》は尺八を好んで、病にかからぬ前は、自らもよく吹いたものです。子供の時分から、それを見習い聞き習った竜之助は、自分も尺八が吹けるのでありました。眼の悪い旅には陸よりも船の方がよかろうと言っ...
更新日: 2016/05/07
863511be4d94さんの感想

凄まじい状況下です。描写が素晴らしい。