「運命論者」の感想
運命論者
うんめいろんしゃ
初出:「山比古 第十號」1903(明治36)年3月5日

国木田独歩

分量:約58
書き出し:一秋の中過《なかばすぎ》、冬近くなると何《いず》れの海浜《かいひん》を問《とわ》ず、大方は淋《さび》れて来る、鎌倉《かまくら》も其《その》通《とお》りで、自分のように年中住んで居《い》る者の外《ほか》は、浜へ出て見ても、里の子、浦の子、地曳網《じびきあみ》の男、或《あるい》は浜づたいに往通《ゆきかよ》う行商《あきんど》を見るばかり、都人士《とじんし》らしい者の姿を見るのは稀《まれ》なのである。或日...
更新日: 2019/07/29
いちにいさんの感想

産の母=父の仇 最愛の妻=兄妹

更新日: 2016/09/22
芦屋のまーちゃんさんの感想

「生の母は父の仇です、最愛の妻は兄妹です・・・僕の運命です」 久しぶりに再読(Kindleにて)したが、やはり面白い。さすが独歩だ!

更新日: 2015/09/26
6f8e59db7fa3さんの感想

セリフがカッコいい。 流石、国木田さんという感じ。 自分の思う、名台詞。 「けれども自殺は人々の自由でしょう。」と彼は笑味を含んで言った。 「そうかも知れません。然し之を止め得るならば、止めるのが又人々の自由なり、義務です。」