「たにしの出世」の感想
たにしの出世
たにしのしゅっせ

楠山正雄

分量:約14
書き出し:一むかしあるところに、田を持って、畑を持って、屋敷《やしき》を持って、倉《くら》を持って、なにひとつ足りないというもののない、たいへんお金持ちのお百姓《ひゃくしょう》がありました。それで村いちばんの長者《ちょうじゃ》とよばれて、みんなからうらやましがられていました。この長者とおなじ村に、これはまた持っているものといっては、ふるいすきとくわとかまがいっちょうずつあるばかりという、たいへん貧乏《びんぼ...
更新日: 2016/05/30
芦屋のまーちゃんさんの感想

虫けらにも魂がある、という教訓か!!! 神はもっと残酷だ! 金持ちと貧乏人は、昔話では定番すぎる。貧乏人でも信心深ければ、きっと神様が救ってくれる。だけど、なんで直接的じゃないんだ?たにし、じゃなく小判とか金とかもっと金目の物でいいじゃないか!たにし、なんかいらないよ!

更新日: 2015/12/29
e43b38cf6f19さんの感想

長者の娘のお嫁さんがいい人過ぎる…。 報われたなぁ。

更新日: 2015/05/10
読書歴浅めの女さんの感想

悪い人にバチが当たるような話ではなく、変わった息子を水神様から授かった貧乏な百姓夫婦がお金持ちの長者の親戚になり、みんな幸せに暮らす話。 変わった息子というのはタニシの事で、人ならざる子の風変わりな様子がコミカルでなんとも穏やかな気持ちにさせてくれます。