「雁坂越」の感想
雁坂越
かりさかごえ

幸田露伴

分量:約46
書き出し:その一ここは甲州《こうしゅう》の笛吹川《ふえふきがわ》の上流、東山梨《ひがしやまなし》の釜和原《かまわばら》という村で、戸数《こすう》もいくらも無い淋《さみ》しいところである。背後《うしろ》は一帯《いったい》の山つづきで、ちょうどその峰通《みねどお》りは西山梨との郡堺《こおりざかい》になっているほどであるから、もちろん樵夫《きこり》や猟師《りょうし》でさえ踏《ふ》み越《こ》さぬ位の仕方の無い勾配《...
更新日: 2021/01/19
19双之川喜41さんの感想

 鬼のような叔母の  源三に対する 家庭内暴力は  度が過ぎたもので 塩鮭で殴ったりしたら  ことによったら死ぬではないか 。 我慢しきれなくなった源三は 峠から 東京を目指す。 源三の気持ちや 山国の風景の描写が 素晴らしいと感じた。