「菊 食物としての」の感想
菊 食物としての
きく しょくもつとしての

幸田露伴

分量:約5
書き出し:菊の季節になつた。其のすが/\しい花の香や、しをらしい花の姿、枝ぶり、葉の色、いづれか人の心持ちを美しい世界に誘はぬものはない。然《しか》し取訳《とりわけ》菊つくりの菊には俗趣の厭ふべき匂《におい》が有ることもある。特《こと》に此頃流行の何玉何々玉といふ類、まるで薬玉《くすだま》かなんぞのやうなのは、欧羅巴《ヨーロッパ》から出戻りの種で、余り好い感じがしないが、何でも新しいもの好きの人々の中には八...
更新日: 2025/01/04
65c8aadc88adさんの感想

雙喜  我が国では 菊花は 菊人形に 仕立てられたり 酢の物に 調理されたりで 見られたり 食されたりして 大活躍している。菊の 花びらの 酢の物は 口の中で もそもそとして 食べ慣れるまで かなり 時間が かかってしまうと いうひとも いる。菊花の契りに 想いを 馳せたりして 酢の物を いただくのも 風流なる 嗜みで あろう。 06:08

更新日: 2016/07/15
鳥谷さんの感想

短いので読みやすい 当時の菊と今の物では多少違ってくるだろうけれど、お浸しなどにするのは、変わってないのだなと。あと、野菜よろしく味の良し悪しが見た目でわかるのか、とも 個人としては、口の中なかがモサモサするので、菊はそこまで好きではないです