「鷭狩」の感想
鷭狩
ばんがり
泉鏡花
分量:約32分
書き出し:
一初冬《はつふゆ》の夜更《よふけ》である。片山津《かたやまづ》(加賀)の温泉宿、半月館|弓野屋《ゆんのや》の二階——だけれど、広い階子段《はしごだん》が途中で一段大きく蜿《うね》ってS形に昇るので三階ぐらいに高い——取着《とッつき》の扉《ドア》を開けて、一人旅の、三十ばかりの客が、寝衣《ねまき》で薄ぼんやりと顕《あらわ》れた。この、半ば西洋づくりの構《かまえ》は、日本間が二室《ふたま》で、四角な縁...
作品詳細
作品を読む
更新日: 2022/04/06
19双之川喜41さんの感想
鳥の狩猟を こころよく思わない男が 宿の女を 偽計をもって止めさせようと そそのかす。 最終部の 残虐さが 詩味を吹き飛ばしてしまうのは 惜しまれると 感じた。
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com