幸田露伴
江戸弁は聞いても読んでも、リズム感にあふれていて誠にさわやかな印象を受けます。露伴の描く釣り客が粋な人で、こんな暮らしが出来ぬものかと、憧れを抱いてしまいます。 夢枕獏の小説『大江戸釣客伝』の序の段に『幻談』という同名の書き物がありますが、その段の後書きで、幸田露伴のこの作品へのオマージュとして書かれたものだと知りました。 釣り好きな方はそちらの作品もおすすめです。