「犬」の感想
いぬ
初出:「ホトトギス 第3巻第4号」1900(明治33)年1月10日

正岡子規

分量:約3
書き出し:長い/\話をつゞめていふと、昔天竺に閼迦衛奴国といふ国があつて、そこの王を和奴々々王といふた、此王も此国の民も非常に犬を愛する風があつたが、其国に一人の男があつて王の愛犬を殺すといふ騒ぎが起つた。其罪でもつて此者は死刑に処せられたばかりで無く、次の世には粟散辺土の日本といふ嶋の信州といふ寒い国の犬と生れ変つた。ところが信州は山国で肴などいふ者は無いので、此犬は姨捨山へ往て、山に捨てられたのを喰ふて...
更新日: 2017/05/07
サキさんの感想

犬の罪滅ぼしと怨念、そこに人間が手を加えてしまったから………自然の摂理は本当によくできている

更新日: 2016/10/20
4501e0fced9cさんの感想

負けず嫌いの斎藤茂吉(曼珠沙華、仏法僧)の次に読んだ。 これは、垢の落ちた澄んだ話に感じられた。