泉鏡花
そうきたか… 序破急!
凄い。
前半は主役二人の出会いの場面として馬車と人力車の競争がじっくり描かれています。 これも読み応えがありましたが、本筋となる後半の急展開から結末まではさらに読み応えがありました。 とりわけ白糸の事件の描写は鮮烈に感じられました。 筆者の描く人の生々しさは特筆すべきものがあります。