「薄紅梅」の感想
薄紅梅
うすこうばい

泉鏡花

分量:約182
書き出し:一麹町《こうじまち》九段——中坂《なかざか》は、武蔵鐙《むさしあぶみ》、江戸砂子《えどすなご》、惣鹿子《そうかのこ》等によれば、いや、そんな事はどうでもいい。このあたりこそ、明治時代文芸発程の名地である。かつて文壇の梁山泊《りょうざんぱく》と称えられた硯友社《けんゆうしゃ》、その星座の各員が陣を構え、塞頭《さいとう》高らかに、我楽多文庫《がらくたぶんこ》の旗を飜《ひるがえ》した、編輯所《へんしゅう...
更新日: 2022/01/01
19双之川喜41さんの感想

 貸本屋の様子が かっぱらい抜き取りなどの外道(げどう)があると記してあって 興味を引かれる。 狙いがどこにあるのか判然としないけど 言葉遊びが 少しだけ おお過ぎるような感想を持ってしまった。 でも このような雰囲気を  醸し出すのも 技と 言わなければならない のかもしれない。