「本の事」の感想
本の事
ほんのこと

芥川竜之介

分量:約10
書き出し:各国演劇史僕は本が好きだから、本の事を少し書かう。僕の持つてゐる洋綴《やうとぢ》の本に、妙な演劇史が一冊ある。この本は明治十七年一月十六日の出版である。著者は東京府士族、警視庁警視|属《ぞく》、永井徹《ながゐてつ》と云ふ人である。最初の頁《ペエジ》にある所蔵印を見ると、嘗《かつて》は石川一口《いしかはいつこう》の蔵書だつたらしい。序文に、「夫《それ》演劇は国家の活歴史にして、文盲《もんまう》の早学...
更新日: 2016/08/26
芦屋のまーちゃんさんの感想

確かに、夢の中の本のこと書いてある。 堀氏の紹介で芥川氏のエッセイを読んでいる。タイトルも同じだが、芥川氏の方が先に書かれたものだった。 もしかしたら、大先生達は夢の中で一編の作品を作り上げてしまうのかもしれない。