どこか艶っぽさを感じる文章に引き込まれていくうちに、悲しい実状を突きつけてくる。考えさせられる作品。 糸で操られているよう
レーニンのせいで 生活が悪くなったと愚痴る 街の女についていったら なんと 隣室には女の 病身の亭主が 臥せっていた 。 いくらなんでも やる気をなくした 男は 数枚の 札を女に渡して 立ち去る。 働かざる者も 食っていくのだと 感じた。
さすが南部の代表作とうなずける。冷静な視線で革命後の悲惨さが精細に描写されていて、読後映画を見たような感覚になった。
歴史が苦手で、時代背景を充分 知らないので これから知ってみようと 思った。興味が湧きました。
面白かった。