「日本小説の支那訳」の感想
日本小説の支那訳
にっぽんしょうせつのしなやく

芥川竜之介

分量:約5
書き出し:上海《シヤンハイ》の商務印書館から世界叢書と云ふものが出てゐる。その一つが「現代|日本《につぽん》小説集」である。これに輯《あつ》めてあるのは国木田独歩《くにきだどつぽ》、夏目漱石《なつめそうせき》、森鴎外《もりおうぐわい》、鈴木三重吉《すずきみへきち》、武者小路実篤《むしやのこうぢさねあつ》、有島武郎《ありしまたけを》、長与善郎《ながよよしを》、志賀直哉《しがなほや》、千家元麿《せんけもとまろ》...
更新日: 2025/10/04
艚埜臚羇1941さんの感想

  上海の 商務印書館の 世界叢書の 現代日本小説集には 国木田独歩 夏目漱石 森鴎外 鈴木三重吉 武者小路実篤 有島武郎 長与義雄志賀直哉 千家元麿 江間修 江口渙 菊地寛 佐藤春夫 加藤武雄 芥川竜之介 内 五人は 魯迅の 訳で 他は 周作人が 訳したという。芥川の 羅生門の 訳には 満足した 様子である。1922年頃の 中国人の 偉業は もって 瞑すべきと 驚嘆した。本当は 相互に 翻訳 合戦が 行われると 嬉しいのだが 実現を 心待ちにする。