「日本小説の支那訳」の感想
日本小説の支那訳
にっぽんしょうせつのしなやく

芥川竜之介

分量:約5
書き出し:上海《シヤンハイ》の商務印書館から世界叢書と云ふものが出てゐる。その一つが「現代|日本《につぽん》小説集」である。これに輯《あつ》めてあるのは国木田独歩《くにきだどつぽ》、夏目漱石《なつめそうせき》、森鴎外《もりおうぐわい》、鈴木三重吉《すずきみへきち》、武者小路実篤《むしやのこうぢさねあつ》、有島武郎《ありしまたけを》、長与善郎《ながよよしを》、志賀直哉《しがなほや》、千家元麿《せんけもとまろ》...
更新日: 2025/12/10
艚埜臚羇1941さんの感想

  上海の商務印書館の 世界叢書の現代日本小説集には 国木田独歩 夏目漱石 森鴎外 鈴木三重吉 武者小路実篤 有島武郎 長与義雄志賀直哉 千家元麿 江間修 江口渙 菊地寛 佐藤春夫 加藤武雄 芥川竜之介 内五人は 魯迅の 訳で 他は 周作人が 訳したという。芥川の 羅生門の 訳には 満足した 様子である。1922年頃の 中国人の 偉業は もって 瞑すべきと 驚嘆した。本当は 相互に 翻訳 合戦が 行われると 嬉しいのだが 実現を 心待ちにする。