「蛙」の感想
かえる

芥川竜之介

分量:約4
書き出し:自分の今寝ころんでゐる側《わき》に、古い池があつて、そこに蛙《かへる》が沢山《たくさん》ゐる。池のまはりには、一面に芦《あし》や蒲《がま》が茂つてゐる。その芦《あし》や蒲《がま》の向うには、背《せい》の高い白楊《はこやなぎ》の並木《なみき》が、品《ひん》よく風に戦《そよ》いでゐる。その又向うには、静な夏の空があつて、そこには何時《いつ》も細《こまか》い、硝子《ガラス》のかけのやうな雲が光つてゐる。...
更新日: 2023/05/29
鍋焼きうどんさんの感想

蛙は蛇に喰われるが、それが自分だと自覚しないところが愚か。