「鷺と鴛鴦」の感想
鷺と鴛鴦
さぎとおしどり

芥川竜之介

分量:約4
書き出し:二三年|前《まへ》の夏である。僕は銀座《ぎんざ》を歩いてゐるうちに二人《ふたり》の女を発見した。それも唯の女ではない。はつと思ふほど後《うし》ろ姿の好《い》い二人の女を発見したのである。一人《ひとり》は鷺《さぎ》のやうにすらりとしてゐる。もう一人は——この説明はちよつと面倒である。古来姿の好いと云ふのは揚肥《やうひ》よりも趙痩《てうそう》を指したものらしい。が、もう一人は肥《ふと》つてゐる。中肉《...
更新日: 2023/11/23
鍋焼きうどんさんの感想

美を渉猟する芥川の幻滅が目に見える。遠目に鑑賞するだけにすればよかった。残念。