時間が経つに従って、読者は描かれた小説世界への理解や感情移入が難しくなっていく。好いたの惚れたの、男と女の恋情の生々しさから遠い所で現代の人間は生きている。生命の危険を伴う貧困生活も体験することも稀だ。書かれた当時の庶民が抱く心情を想像して読まなければ共感はできない。
当時の風潮うかがい知れる名著 現代の者には理解不能な、思考や言動がこの当時においてはこれが普通の思考だったのだなと。 細かく心のさまを描写してあり、余韻の残る終わり方もさすがと思う。
これのどこが名作なのか専門家に聞いてみたい。 お力が主人公なのだろうが1mとて共感も同情も出来なかった。 男に至っては最低であった。 妻と子が被害者。 後味が悪い
このような文体で読むと 情緒と雰囲気に充ちた作品だと思い勝ちです。 下降志向の蒲団屋が 遊女に入れあげ 家庭を壊し 女を殺し 切腹して果てると思われる 成り行きです。 家業にちなみ 畳み込まれてしまいました。感心しにくい話と思いました。
樋口一葉のにごりえは、これまた古文調の講釈師スタイル。どうも、近代文学の文章としては、馴染めぬ文章。国語の世界では明治の女流作家の名作と樋口一葉を誉めちぐるが、文学が究極味わうもの。読んでもしょうもないなら、下らん駄作以下。エエ加減に専門家の世界での評価でなしに、今、どうなのか、ダラダラと読点ばかりで繋げて、疲れる。学校の作文でこんな書き方したら間違いなく先生に指摘される。文が長すぎる、句点で簡潔に分かりやすく、読みやさすく書きなさいと。
悲しい