年を 越すには 金を 作らなければ ならないのが その頃の 生活の 掟では あったけれど うまく 工面できないと ついつい 道をはずしたことを してしまう。そのことを 責め立てるには いかにも 後味が悪く 困窮者は 珍しくは なかったと 思われる。さきのみえない 閉塞感が 胸を 打つと 感じた。
樋口作品の中で最初に読んだ小説 最初に読んで引き込まれた! 庇ったのか? 利用しただけ? 秘すれば花なり、秘さざれば… だが、 正しく、後の事しりたや です。
句点が ほとんど無いので 読みやすいと思う人は あまりいないのでは なかろうか。 饒舌体にも慣れると よいのだろうが。 情緒があり 雰囲気を楽しむ。
言葉遣いが今と違う上、セリフが区切られていないので少し読みにくく感じたが、心が伝わる美しい文章だった。 お峰が帰宅した場面では、何かあると立ち行かなくなる当時の庶民の暮らしの不安定さがよくわかった。そんな中でもお互いを思いやり、支えあっている姿が悲しかったが心打たれた。特に、お峰が三之助を抱き締めて泣き、三之助は声もなく涙を流す場面は辛く美しいと思った。 対して奉公先の山村家は、芝居見物や綺麗な着物、立派な蔵など、お金はもっている。しかし、家族の心は安らかではないと思う。特に御内儀は、石之助との確執や夫への苛立ちがあり、必ずしも幸せではないと思う。お峰をきつく叱りつけたり、約束を反故にしたりと情に薄いところが強調されていて、嫌な印象の人物だか、情緒不安定でイライラし自ら安らぎを遠ざけているようで、少し可哀想でもある。 石之助は家の者から疎まれていて、家族との絆が深いお峰の姿に心動かされて、わざわざ書き付けをいれてお峰を庇ったのだろうと思う。嫌いな父母への嫌がらせの一環だとしても、お峰にお咎めがなかったのはよかった。罪を憎んで人を憎まずという言葉を思い出した。石之助の動機は、もしかしたら「容貌が申分なしだと、男は直にこれを言ひけり。」かもしれないけど。 最後まで読んで、石之助の真意やお峰家族の今後など、結びの言葉通り「後の事しりたや。」と思った。
樋口一葉の大ともごりは、放蕩男の話。これも、古文スタイルで、読みずらい。余計な言葉が多くて訳がわからん。