「たけくらべ」の感想
たけくらべ
たけくらべ
初出:「文學界」文學界雑誌社、1895(明治28)年1~3、8、11、12月、1896(明治29)年1月

樋口一葉

分量:約78
書き出し:一廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お齒ぐろ溝に燈火《ともしび》うつる三階の騷ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行來《ゆきゝ》にはかり知られぬ全盛をうらなひて、大音寺前《だいおんじまへ》と名は佛くさけれど、さりとは陽氣の町と住みたる人の申き、三嶋神社《みしまさま》の角をまがりてより是れぞと見ゆる大厦《いへ》もなく、かたぶく軒端の十軒長屋二十軒長や、商ひはかつふつ利かぬ處とて半さしたる雨戸の外に、...
更新日: 2024/01/31
95657acce5cfさんの感想

さすがの名著、読みやすく内容も当時の生活等うかがい知れる良作である。 古文調との、批評も見えるが、この当時なら当然の文体、漢字の読みがわからないなら、ツラいかもです。

更新日: 2017/06/06
b9ef941530ccさんの感想

樋口一葉のたけくらべは、江戸時代?それとも戦前の紙芝居の講釈師のシャベクリをそのまま、文章にした感じで、文体は古文調。兎に角読点ばかりで、切れ目がなく、講釈師が畳み掛けるように話し掛ける文章版と言える。内容は庶民の卑近などうでもエエ、しょうもない話題ばかり。文章に修辞も技巧もなく、ダラダラ息つく暇もなく書き綴っているだけ。実に下らん作品だ。本来ならば、評価0で出したいが、如何せん星ひとつでも着けんと講評できないのだからムカツク。

更新日: 2016/12/18
逹間学さんの感想

誰もが経験する、思春期の淡い恋物語 好きと言えない切なさ

更新日: 2016/11/05
d3dc5fe6e8c1さんの感想

何度も、時をおいて読み返したき、ものなり。