「わかれ道」の感想
わかれ道
わかれみち

樋口一葉

分量:約18
書き出し:上お京《きやう》さん居ますかと窓の戸の外に來て、こと/\と羽目を敲《たゝ》く音のするに、誰れだえ、もう寐て仕舞つたから明日來てお呉れと嘘を言へば、寐たつて宜いやね、起きて明けてお呉んなさい、傘屋の吉だよ、己《お》れだよと少し高く言へば、嫌な子だね此樣な遲くに何を言ひに來たか、又お餅《かちん》のおねだりか、と笑つて、今あけるよ少時《しばらく》辛棒おしと言ひながら、仕立かけの縫物に針どめして立つは年頃...
更新日: 2025/04/22
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  あたかも 姐の ように 慕ってる 縫い物で 身を たてている お京は やむなく 妾奉公に 出ざるを えなくなる。親しくしている 吉は 前に 角兵衛の 獅子を していたけど 今は 傘屋の 油引きを している。のぞまぬ 突然なる 別れが 美しく 丁寧な 文章で 綴られている。 情感にみちた 別離の 有様は 読み手の 胸を刺すと 感じた。

更新日: 2024/01/31
95657acce5cfさんの感想

話が、途中で終了した感じでまだ後があるように思え、本当に、これで終わりなのかなと感じた。 読みやすく、分かり易いので尚残念に、思う。

更新日: 2017/06/21
b9ef941530ccさんの感想

樋口一葉のわかれ道は、水戸黄門の時代劇の台詞風の文章。古文スタイルとは行かないが、明治版時代劇の原稿みたいなもの。読んでいても、これと言ったものはない。内容もつまらない。