「「いき」の構造」の感想
「いき」の構造
「いき」のこうぞう

九鬼周造

分量:約125
書き出し:〔La pense'e doit remplir toute l'existence〕.MAINE DE BIRAN, Journal intime.序この書は雑誌『思想』第九十二号および第九十三号(昭和五年一月号および二月号)所載の論文に修補を加えたものである。生きた哲学は現実を理解し得るものでなくてはならぬ。我々は「いき」という現象のあることを知っている。しからばこの現象はいかなる構造をもって...
更新日: 2021/03/12
19双之川喜41さんの感想

 なんとかバトルで 取り上げられたので 題名は知っていたけど 青空文庫で読めるとは 不覚にして 知らなかった。 民族的な 下部構造を 低奏重音として展開された分析と 早合点しても良いのかが よくわからない。降参です。

更新日: 2019/01/13
ハルチロさんの感想

哲学論、芸術論に宗教論に精通されている方は、恐らく、私よりも10倍は、本作品を楽しむことが出来ると思います。「粋ーー生き、意気、活き」を通じて日本文化と西洋文化を対比してみることができる本作品は、自分なりに“文化”、“宗教”、“歴史”を見直してから、再読したい作品でした。