「虹の橋」の感想
虹の橋
にじのはし
初出:「東京朝日新聞 夕刊」1921(大正10)年5月14日~20日

野口雨情

分量:約14
書き出し:--(一)ある山国に、美しい湖がありました。この湖には、昔から、いろいろな不思議なことがありました。青々と澄んだ水が急に濁つたり、風もないのに浪が立つたり、空が曇つて星のない晩でも、湖の中にはお星様が映つて見えることなぞもありました。それには何か深い理由《わけ》があるだらうと、村の人達は思つてゐましたが、湖の中におゐでになる水神様のほかには、誰も知りませんでした。いろいろ不思議なことがある中でも、...
更新日: 2021/03/05
e0b1cf04c536さんの感想

湖の上にかかった綺麗な大きな虹が見えるようですね。おたあちゃんとおきいちゃんがいつまでも笑っていられますように

更新日: 2020/06/12
633e0bbad678さんの感想

虹の橋という言葉はいつから生まれたのか私には解りませんがこの作品も、現代の解釈と同じ様な意味合いで使われています。 作品の読みやすさは比較的読み易い様な気がします。 恐らく、今だと児童文学のジャンルだと思います。 内容に関しては生きていれば誰しもが経験する後ろ暗い気持ちというのが主題になっていると思います。 大人になった今は、そういう経験も生きていれば必要なことだと理解できますが幼かったり若かったりすると、負のループに陥ることってよくあります でも、苦しんでいるとき、もう一歩、 視野を広くして、自分を俯瞰して 見られるようになると、 苦しんでいる自分を見守ってくれて そっと心配してくれている人が いたりします、 勇気を出して苦しいといえたら、 手を差し伸べてくれる人もいます 後になって話を聞いてくれて 大変だったねと、 労ってくれる人もいます 俯瞰してみられればそういう 存在に気付けるモノなのです。 苦しみや後悔に執着して 捕らわれてはいけないのです。 とはいえ、 相手の立場に立って祝福出来る人は 本当に大人だとまだまだ未熟な私は 思ってしまうのでした。 児童文学といった印象ですが、 色々と考えてしまう作品でした。