「大阪発見」の感想
大阪発見
おおさかはっけん

織田作之助

分量:約21
書き出し:一年中夫婦喧嘩をしているのである。それも仲が良過ぎてのことならとにかく、根っから夫婦《ふたり》一緒に出歩いたことのない水臭い仲で、お互いよくよく毛嫌いして、それでもたまに大将が御寮人さんに肩を揉ませると、御寮人さんは大将のうしろで拳骨を振り舞わし、前で見ている女子衆《おなごし》を存分に笑わせた揚句、御亭主の頭をごつんと叩いたりして、それが切っ掛けでまた喧嘩だ。十年もそれが続いたから、母屋の嫂もさす...
更新日: 2023/07/06
ba5194e78df6さんの感想

懐かしく、地域の配置まで、心に浮かび、楽しい時間です。

更新日: 2018/10/02
いちにいさんの感想

8ページまで読んだ。 阪急電車の中で読んだ。 十三で降りるので、今日は此処まで。 また、明日以降で読む。 月ヶ瀬、というしるこ屋が登場、。 今もあるのだろうか? 法善寺が出てきた。大阪の顔だそうだ!キリスト教、天理教以外の宗教は全てあるらしい。イスラム教、ヒンディー教、バラモン教、ゾロアスター教などもあるのかは疑問だが、何でもあり、の大阪文化の象徴だ! めおとぜんざい、作之助の好物。 キタとミナミ 関東人はキタ(新地)には入りやすいが、ミナミは敬遠しがち、しかし、 大阪はミナミだ!法善寺だ!ややこしさ、が大阪だ。

更新日: 2017/01/24
b9ef941530ccさんの感想

織田作之助の大阪発見には目新しい記載は古い大阪人の目から見ればない。織田作之助はどうも法善寺横丁のめおとぜんざいが好きみたいや!水掛不動は苔むして有名だが、めおとぜんざいのぜんざい屋さんは戦前とは違う。今ではぜんざいを気楽に食べるのは減ったが、織田作之助の言う通り、法善寺横丁は汚ならしくも、カオス的な大阪を呈しているスポットであろう。久しぶりにぜんざいが食べたくなった!しかも妻と一緒に正しく夫婦善哉で。