「ある崖上の感情」の感想
ある崖上の感情
あるがけうえのかんじょう
初出:「文芸都市」1928(昭和3)年7月号

梶井基次郎

分量:約30
書き出し:1ある蒸し暑い夏の宵《よい》のことであった。山ノ手の町のとあるカフェで二人の青年が話をしていた。話の様子では彼らは別に友達というのではなさそうであった。銀座などとちがって、狭い山ノ手のカフェでは、孤独な客が他所《よそ》のテーブルを眺めたりしながら時を費すことはそう自由ではない。そんな不自由さが——そして狭さから来る親しさが、彼らを互いに近づけることが多い。彼らもどうやらそうした二人らしいのであった...
更新日: 2025/04/13
猫のにゃんたろうさんの感想

崖上の窓の中の生活、外からの想い。切ない男性たちの感情がたまらない。

更新日: 2024/11/21
8eb05d040692さんの感想

窓の中は他人の世界

更新日: 2023/07/26
adcc46fad428さんの感想

崖上から一つの窓の中を覗く映像が最高だ

更新日: 2022/04/26
19双之川喜41さんの感想

 不感症気味なので 視姦症もどきに なったのかは よくわからない。自分の 性癖暴露して 分析する。表から見たり 裏から見たり 上から眺めたり 下から 見上げたり 時に 自身に対しても 鋭い指摘をする。著者のたくらみが なんとなく 透けて視えるような 優れた文章に 感じた。

更新日: 2022/03/24
阿波のケンさん36さんの感想

男は年増女とのセックスに何の感情の高ぶりも覚えない。そこで友達に崖上から覗かせ様とする。友達も興味を覚え出かけて行く。しかし彼が見たものは意外なものだった。  

更新日: 2020/04/26
いちにいさんの感想

覗き趣味。しかし、パンティーを盗むとかそんな低俗な行為ではない。部屋の傍らには年増の女とsexをヤリ終えたばかりである。性欲はあるが興奮がない。興奮を求め覗きをする。今の時代の我々がエレクトしない時、ラブホテルのエロビデオを付けながら、sexをするにと同じだ。

更新日: 2018/06/25
54dab834f31bさんの感想

崖下に秘められた感情を崖上から見る。神のようでありながら、もの悲しい。

更新日: 2018/04/26
ec538f32331eさんの感想

底知れぬ暗さを感じた。幽玄の夢の世界のような。