「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」の感想
あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)
あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいいっかん)
初出:「宮本百合子選集 第一巻」安芸書房、1947(昭和22)年6月

宮本百合子

分量:約5
書き出し:「貧しき人々の群」は一九一六年、十八歳のときに書かれた。そして、その年の秋中央公論に発表された。「貧しき人々の群」は、稚いけれども純朴な人道的なこころもちと、自然の豊富さ、人間生活への感動にたってかかれている。少女だったわたしは、日本の農村というものが、どんなに封建的な土地関係におかれており、また、どんなにその農業の方法がおくれているかということを知らなかった。農民生活のそれらの条件が、一方で益々...
更新日: 2015/07/19
nanchanさんの感想

一人の少女の有り様を綴ろうと一生懸命なのは分かるが、まだまだ力不足である。これをさらに短く濃縮して圧倒的筆致で私を覆いかぶさって欲しかった。この作者の別の作品によりそれが実現されるのを願う。それが楽しみである。