「泥濘」の感想
泥濘
でいねい
初出:「青空」青空社、1925(大正14)年7月号

梶井基次郎

分量:約19
書き出し:一それはある日の事だった。——待っていた為替《かわせ》が家から届いたので、それを金に替えかたがた本郷へ出ることにした。雪の降ったあとで郊外に住んでいる自分にはその雪解けが億劫《おっくう》なのであったが、金は待っていた金なので関《かま》わずに出かけることにした。それより前、自分はかなり根《こん》をつめて書いたものを失敗に終わらしていた。失敗はとにかくとして、その失敗の仕方の変に病的だったことがその後...
更新日: 2025/04/13
猫のにゃんたろうさんの感想

泥濘したときの風景。なかなか眠れずに堕ちていく景色が辛く感じたりした。

更新日: 2022/04/29
19双之川喜41さんの感想

 梶井は 自身の 着想力などに 不満をもち 悶々とした日々を 送った 時期も あったようだ。この 天才にして 意外な 感がするけど おそらく 要求水準の 高さの せいかなと 感じた。

更新日: 2020/04/26
いちにいさんの感想

夜、闇、影、暗。 梶井君の文学を表す言葉としては充分だろう。