「川」の感想
かわ
初出:「新女苑」1937(昭和12)年5月

岡本かの子

分量:約25
書き出し:かの女の耳のほとりに川が一筋流れてゐる。まだ嘘をついたことのない白歯《しらは》のいろのさざ波を立てゝ、かの女の耳のほとりに一筋の川が流れてゐる。星が、白梅の花を浮かせた様に、或《ある》夜はそのさざ波に落ちるのである。月が悲しげに砕けて捲《ま》かれる。或る夜はまた、もの思はしげに青みがかつた白い小石が、薄月夜《うすづきよ》の川底にずつと姿をひそめてゐるのが覗《のぞ》かれる。朝の川波は蕭条《しょうじょ...
更新日: 2024/06/28
8eb05d040692さんの感想

描写は美しいけど、話の内容は刺さらなかったかな。