「貝殻追放」の感想
貝殻追放
かいがらついほう

002 新聞記者を憎むの記

002 しんぶんきしゃをにくむのき初出:「三田文學」1918(大正7年)1月号

水上滝太郎

分量:約31
書き出し:大正五年秋十月。八月の中旬に英京倫敦を出た吾々の船は、南亞弗利加の喜望峯を※り、印度洋を越えて、二ヶ月の愉快な航海の終りに、日本晴といふ言葉が最も適確にその色彩と心持とを云ひ現す眞青な空を仰いで、靜な海を船そのものも嬉しさうに進んで行く。左舷には近々と故郷の山々が懷を開いて迎へてゐる。自分は曉から甲板に出て、生れた國の日光を浴びながら、足掛け五年の間海外留學の爲に遠ざかつた父母の家を明瞭に想ひ浮べ...
更新日: 2023/12/04
19双之川喜41さんの感想

 水上は 記者を 心底から 憎む。馬鹿馬鹿馬鹿ッ。唾して 踏みにじってやる。と 逆上する。朝日の 記者 毎日の 記者に あること ないこと 書かれて 本気で 激怒している。捏造記事は いまだに 新聞社の 得意技で これ 伝統芸と 感じた。