読んでいて難しいと思ったが読み終えてなるほどとなった。
鉛虫は 食べた鉛がそのまま出てくるので 何の意味があるのかと 寅彦は 発問する。 で 一見して 成果が見えないものでも しないよりは した方がいいものは 有ると説く。 何やら 力つけられる話しではあると感じた。
鉛を食う虫の正体が気になって調べたら、Buprestis japonensisという学名でタマムシ科の甲虫だった。鉛被ケーブルを齧る虫は他にも結構いるようで、食うのではなく、潜り込んで身を隠すためだそうだ。
鉛をかじるが栄養源とはしない虫がいることから人間界にかんがみての考察を述べた作品。一理あるがチョット違うかな。
鉛を食う虫は、結局のところ何を栄養源としているのかは不明で、不思議だなあと言う疑問が募る。有益な物事は多くの無駄の中に埋もれているし、無駄を省くと存在が失われかねない場合もあるようだ。無駄ってムダじゃないんだ( ̄□ ̄;)
good