「鉛をかじる虫」の感想
鉛をかじる虫
なまりをかじるむし
初出:「帝国大学新聞」1933(昭和8)年1月

寺田寅彦

分量:約6
書き出し:近頃鉄道大臣官房研究所を見学する機会を得て、始めてこの大きなインスチチュートの内部の様子をかなり詳しく知ることが出来た。名前だけ聞いたところではたいそういかめしいお役所のような気がして、書類の山の中で事務や手続きや規則の研究をしている所かと想像していたのであるが、事実はまるで反対で、それは立派な応用科学研究所であって多数の実験室にはそれぞれ有為な学者が居て色々有益で興味のある研究をしているのであっ...
更新日: 2025/04/27
8eb05d040692さんの感想

読んでいて難しいと思ったが読み終えてなるほどとなった。

更新日: 2022/04/17
19双之川喜41さんの感想

 鉛虫は 食べた鉛がそのまま出てくるので 何の意味があるのかと 寅彦は 発問する。 で 一見して 成果が見えないものでも しないよりは した方がいいものは 有ると説く。 何やら 力つけられる話しではあると感じた。

更新日: 2021/07/12
e298c131adccさんの感想

鉛を食う虫の正体が気になって調べたら、Buprestis japonensisという学名でタマムシ科の甲虫だった。鉛被ケーブルを齧る虫は他にも結構いるようで、食うのではなく、潜り込んで身を隠すためだそうだ。

更新日: 2021/04/07
b53e79cfe52cさんの感想

鉛をかじるが栄養源とはしない虫がいることから人間界にかんがみての考察を述べた作品。一理あるがチョット違うかな。

更新日: 2016/07/04
5e885b07fa53さんの感想

鉛を食う虫は、結局のところ何を栄養源としているのかは不明で、不思議だなあと言う疑問が募る。有益な物事は多くの無駄の中に埋もれているし、無駄を省くと存在が失われかねない場合もあるようだ。無駄ってムダじゃないんだ( ̄□ ̄;)

更新日: 2016/04/09
3202d5f759e1さんの感想

good