正岡子規
雙喜 高浜虚子を 猿楽町に 訪れて その 帰途に 力車の 中から 子規が 街角 細見として 詠んだものを 纏めた。柿店の 前を 過ぎ行く 夜寒かな 戸板の 上に わずかばかりの 柿が 並べてあり 色が 鮮やかな だけに 余計に 寒さを 感じた。