「初孫」の感想
初孫
ういまご
初出:「太平洋」1900(明治33)年12月

国木田独歩

分量:約6
書き出し:この度《たび》は貞夫《さだお》に結構なる御《おん》品|御《おん》贈り下されありがたく存じ候、お約束の写真ようよう昨日でき上がり候間二枚さし上げ申し候、内一枚は上田の姉に御《おん》届け下されたく候、ご覧のごとくますます肥え太りてもはや祖父《じい》様のお手には荷が少々勝ち過ぎるように相成り候、さればこのごろはただお膝《ひざ》の上にはい上がりてだだをこねおり候、この分にては小生が小供《こども》の時きき候...
更新日: 2020/10/06
19双之川喜41さんの感想

 天保生まれの 婆さんが 育児書を読み漁り 嫁を叱咤激励して 孫を手塩にかけて面倒をみる。 一昔前の 子育ての様が 伺われる。 候う文には手こずるけど 思わず  吹き出 してしまう。