雙之川喜1941 軍曹は 二等兵が 川に 落ちたのに 銃を 離さなかったのは 偉いと 褒めちぎる。武器も 大事 だけれど 人間が 操作すると 弾が 飛んで いく。命を 軽視するのが 旧軍隊 だったの かもしれない。
想像を絶するほどの戦時中の兵達の過酷さがリアルに描かれている。かといって弱音を吐くでも逃げ出すでもなく、それが彼らの当たり前なのだ。己の精神の弱さを省みる。
大変な軍隊大変な戦いを垣間見れる
果たして中根が立派だから、軍曹はわざわざ皆を集める機会を設けて、これを称賛したのか?愚直なまでに教えを身体に叩き込んでいた中根を持ち上げることで、規律を引き締めるのが目的だったと思われる。 あの歩きながらも意識を失うほどの厳しい訓練のなかで、銃を守ることが真っ先に出てきた中根が、滅私奉公の軍人の卵とはとても思えない描写が、この作者が非凡であることが分かるな。
現代とは違う価値観に驚いた