「死せる魂」の感想
死せる魂
しせるたましい

02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊

02 または チチコフのへんれき だいいちぶ だいにぶんさつ

ゴーゴリニコライ

分量:約389
書き出し:第七章だらだらと退屈な長の道中のあいだ、寒さや、雪融や、泥濘や、寝ぼけ眼の宿場役人や、うるさい鈴の音や、馬車の修理や、啀みあいや、さては馭者だの、鍛冶屋だの、その他いろんな街道筋の破落戸《ごろつき》どものためにさんざん悩まされた挙句、やっとのことで旅人の眼に、自分を出迎えにこちらへ近寄って来るような、懐かしい我が家の灯影がうつりだす——と、やがて彼の目前には見馴れた部屋々々が現われ、迎えに駈け出し...
更新日: 2019/11/05
19双之川喜41さんの感想

 死亡した農奴の権利書を 集めて 一儲け企む いわば 地面師の男の話である。 陳腐な、表現は 少なく 描写自体が 愉しいので 深い本なのに 軽い気持ちでも 読める処が良いと思われる。