「ラジオ雑感」の感想
ラジオ雑感
ラジオざっかん
初出:「日本放送協会『調査時報』」1933(昭和8)年4月

寺田寅彦

分量:約13
書き出し:宅《うち》のラジオ受信機は去年の七月からかれこれ半年ほどの間絶対沈黙の状態に陥ったままで、茶の間の茶箪笥《ちゃだんす》の上に乗っかったきりになっていた。夕飯時に近所の家から「子供の時間」の唱歌などが聞こえて来ても、宅の機械は固く沈黙を守って冷やかにわれわれの食卓を見下ろしているだけであった。それがやっとこの頃になって久し振りのその沈黙を破って再び元気よくわれわれに話しかけることになった。事の顛末を...
更新日: 2025/09/22
艚埜臚羇1941さんの感想

  ラジオの 効用を 渋々 認める ことにはなる。小学六年生で 放送 開始して まもない テレビジョンを 何台も 巧みに 組み立てる 男子生徒が わたくしと 同じ 学校に いた。彼は すでに 素人無線局の 資格を 取得していた こともあり 海外と 通信 したりしていた。大手電気メーカーの 社長には アマチュア無線局の 局長さんから 出世した 人は 普通にいた。本文中では 空中線と アースに ついて 考察されているけど 知識が 浅いのには 驚かされた。