「天地有情」の感想
天地有情
てんちうじょう

土井晩翠

分量:約56
書き出し:序「或は人を天上に揚げ或は天を此土に下す」と詩の理想は即是也。詩は閑人の囈語に非ず、詩は彫虫篆刻の末技に非ず。既往數百年間國詩の經歴に關しては余將た何をか曰はん。思ふに所謂新躰詩の世に出でゝより僅に十餘年、今日其穉態笑ふべきは自然の數なり。然れども歳月遷り文運進まば其不完之を將來に必すべからず。詩は國民の精髓なり、大國民にして大詩篇なきもの未だ之あらず。本邦の前途をして多望ならしめば、本邦詩界の前...
更新日: 2022/02/16
19双之川喜41さんの感想

 詩の理想は 人を天に上げ 天を地に下げることにあるという。 読めないし 解らない漢字が 出てくるし 仮名でさえ解らない。 上げ下げ ままならずとなる。 辛抱すれば 終りに 「荒城の月」が 出てくる。 弱々しい達成感は あると感じた。