浅間山麓より（寺田寅彦）の感想 - 青空文庫作品の感想 -

「浅間山麓より」の感想

浅間山麓より

あさまさんろくより

初出：「週刊朝日」1933（昭和8）年10月

寺田寅彦

分量：約9分

書き出し:真夏の正午前の太陽に照りつけられた関東平野の上には、異常の熱量と湿気とを吸込んだ重苦しい空気が甕《かめ》の底のおりのように層積している。その層の一番どん底を潜って喘《あえ》ぎ喘ぎ北進する汽車が横川駅を通過して碓氷峠《うすいとうげ》の第一トンネルにかかるころには、もうこの異常高温層の表面近く浮かみ上がって、乗客はそろそろ海抜五百メートルの空気を皮膚に鼻にまた唇に感じはじめる。そうして頂上の峠の海抜九...

更新日: 2025/08/08

8eb05d040692さんの感想

「秋は空から降りて来る」この一言が妙に刺さりました。この猛暑の中、少しだけ気持ちが涼みました。

更新日: 2025/01/02

65c8aadc88adさんの感想

双喜　秋は　山から　下りてくる　という　かわりに　空中から　おりてくるとも　いえるであろう。宿の池に　群がってくる　鶺鴒を　眺めながら　そんなことを　想う。鬼押しだしからは　とくに　秋の訪れは　空中からと　感じるかも　しれない。05:29

更新日: 2023/03/14

ノイジージジーさんの感想

カミオンとは？