「ゴルフ随行記」の感想
ゴルフ随行記
ゴルフずいこうき
初出:「専売協会誌」1934(昭和9)年8月

寺田寅彦

分量:約9
書き出し:ずっと前からM君にゴルフの仲間入りをすすめられ、多少の誘惑は感じているが、今日までのところでは頑強に抵抗して云う事を聞かないでいる。しかしとにかく一度ゴルフ場へお伴をして見学だけさせてもらおうということになって、今年の六月末のある水曜日の午前に二人で駒込《こまごめ》から円タクを拾って赤羽《あかばね》のリンクへ出かけた。空梅雨《からつゆ》に代表的な天気で、今にも降り出しそうな空が不得要領に晴れ、太陽...
更新日: 2018/09/29
977b68339150さんの感想

荒川河川敷のゴルフ場は、自転車で二十分余りの所だ。病気になる前はよくサイクリングとジョギングをした。まさか大正?時代、昭和初期からあったとは、思いもよらなかった。考えてみれば私も可なりな年というわけだ。さなきだに、寺田寅彦がプレーしたとは如何せん。驚きました。ゴルフ場を見る目が変わりました。以上お仕舞い。