「花をうめる」の感想
花をうめる
はなをうめる
初出:「哈爾賓日日新聞」1939(昭和14)年10月15日~10月31日

新美南吉

分量:約10
書き出し:その遊びにどんな名がついているのか知らない。まだそんな遊びをいまの子どもたちがはたしてするのか、町を歩くとき私は注意してみるがこれまでみたためしがない。あのころつまり私たちがその遊びをしていた当時《とうじ》でさえ、他《た》の子どもたちはそういう遊びを知っていたかどうかもあやしい。いちおう私と同年輩《どうねんぱい》の人にたずねてみたいと思う。なんだか私たちのあいだにだけあり、後にも先にもないもののよ...
更新日: 2019/10/28
19双之川喜41さんの感想

 土に埋め込んだ花を 鬼になったものが 探しだす。 心を寄せていた女の子は 埋めた振りをした花を探させる。 振りをするということは あらゆる場面で 時に ありがちなことかもしれない。詩情豊かな小品で 旨いもんだなと感じた。

更新日: 2018/04/01
5f7f29491a7dさんの感想

不思議な気持ちになりました。前半からは想像もつかない幕引きに最後を書くために前半を書いたのか書いてるうちにそうなったのか知りたくなりました。