楠山正雄
蛙が 人間の姿に戻り 王さまとなったので 忠僕は喜ぶ。 八頭立ての 馬車の車輪の たがが 弾けたかと 思うほど 胸に 悲しみを抑えるために 着けていたたがが 歓びで弾ける。 旧くて しかも 新鮮な 描き方であると感じた。
姫が気に入らぬ
あるいは鉄のハインリヒ かえるのぬめぬめした描写が、蝶よ花よと育てられた残酷な姫の、みにくいかえるに対しての憎々しさを表しているよう。
何が言いたかった話なんだろう。何か2つ位の違う話をくっつけてしまったのではないかというぐらいの違和感。