雙之川喜1941 男と 女とは ちがうもの である。馬と 火鉢ほど 違うと する。トランブも 簡単なる わりきり かたで 性差を 切って捨てる。こういう 立論の 仕方が なにほど 意味が あるのか 定かでは ないけど 省略 思考は やがては 破滅を 招くのでは ないかと 感じた。
女人は創造しない、と言い切ってしまう辺り、時代が生んだ作品でもあるのだなと。観念の女のくだりは、宝塚の男が現実には存在しないのを知っているので、理解はできます。軽蔑ではないけれど、現実の女の価値が低かった時代の作品でした。
現実の女は馬鹿だ!! 思索しない。 そんな女は小説に登場させても面白くもなんともない。 男尊女卑の名残ある戦前/中の項の話。 現代は女性がよく喋る。 アイデアも豊富だ。 ずる賢さもあるが、思索的主張を公共の場で堂々となさっている。 男性よりも勇気がある。 特に子供の教育には熱心で、学校への要望なるも甚だ見事である。 男では出来ない芸当である。 今の女性がこうなったのも太宰などの作家が小説に登場させた台詞の多い女がモデルとなったのではあるまいか?