最初は、よくある太宰お得意の述懐小説かと思って読み始めた。 だが、読み進むうちに、ぐだぐだ絡むにしても、絡まれるにしても、その内容自体は大したことを言っているわけではないので、なんだこりゃ、と思い始めた矢先、これらはすべて訪ねて来た詩人の「忠告」だと分かる。 な~んだ、そうだったのか、という感じなのだが、難詰されたからとはいえ、(それが、たとえ中也であってもだよ)内容自体は、つまらないことなのでダメージにもならないものだし、さらに、この話を書くことで太宰が小説的効果を狙ったのだとしたら、それも失敗したといわなければならない。 だって、酔わずにこんなことをわざわざ話にくること自体、詩人として、ずいぶん小者的凡人じゃん。 いずれにしても、題材として小説的価値なし。
有名人は大変だなって思った
まさしくそのとおり!
自分で自分にかいたのかしら。
何て私的で自暴自棄な文章なんだろう。太宰治は腐れツイッタラーの先駆。