「或る忠告」の感想
或る忠告
あるちゅうこく

太宰治

分量:約2
書き出し:「その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらわれて居ります。ごまかそうたって、それは出来ません。生活以上の作品は書けません。ふやけた生活をしていて、いい作品を書こうたって、それは無理です。どうやら『文人』の仲間入り出来るようになったのが、そんなに嬉しいのかね。宗匠頭巾をかぶって、『どうも此頃の青年はテニヲハの使用が滅茶で恐れ入りやす。』などは、げろが出そうだ。どうやら『先生』と言われるようになっ...
更新日: 2022/03/27
cdd6f53e9284さんの感想

最初は、よくある太宰お得意の述懐小説かと思って読み始めた。 だが、読み進むうちに、ぐだぐだ絡むにしても、絡まれるにしても、その内容自体は大したことを言っているわけではないので、なんだこりゃ、と思い始めた矢先、これらはすべて訪ねて来た詩人の「忠告」だと分かる。 な~んだ、そうだったのか、という感じなのだが、難詰されたからとはいえ、(それが、たとえ中也であってもだよ)内容自体は、つまらないことなのでダメージにもならないものだし、さらに、この話を書くことで太宰が小説的効果を狙ったのだとしたら、それも失敗したといわなければならない。 だって、酔わずにこんなことをわざわざ話にくること自体、詩人として、ずいぶん小者的凡人じゃん。 いずれにしても、題材として小説的価値なし。

更新日: 2016/11/30
29e81c459ed6さんの感想

有名人は大変だなって思った

更新日: 2016/05/02
c701ca58f10fさんの感想

まさしくそのとおり!

更新日: 2016/05/01
イリュージョン亭チェリスさんの感想

自分で自分にかいたのかしら。

更新日: 2015/07/22
きょうぞうさんの感想

何て私的で自暴自棄な文章なんだろう。太宰治は腐れツイッタラーの先駆。