豊島与志雄
赤ん坊の 描写を 中心に据えた 文章を 初めて 読んだような気がする。 妻を亡くしたばかりの親友は 幼児を眺めに しげしげと 通ってくるので 自分の妻に 想いがあるのかと思ったりするけど そうでもないらしく 形のある 空虚について 話したりはする。