「真夜中から黎明まで」の感想
真夜中から黎明まで
まよなかかられいめいまで
豊島与志雄
分量:約5分
書き出し:
真夜中から黎明まで豊島与志雄時の区劃から云えば、正子が一日と次の日との境界であるけれども、徹夜する者にとっては、この境界は全く感じられない。彼にとっては、午前二時頃までは前夜の連続である。遠い汽笛の音、空気の乱れ、何かしら動いてるもののどよめき、一日の生活の余喘、……それらのものが大気中に漂っている。試みに戸外へ出てみよ。星の光はまだ人に親しみの色を帯びており、街路の空気には人の息が交っていて、帰...
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更新日: 2016/04/20
芦屋のまーちゃんさんの感想
午前二時に読んで欲しい作品。
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